日本一小さい?道の駅江差で笑って癒される旅
道の駅 概要
北海道檜山郡江差町にある「道の駅江差」は、その名の通り、日本一小さい道の駅として知られています。 建物の広さはわずか8畳ほどで、隣接するトイレよりも小さいという、ユニークな特徴を持つ道の駅です。しかし、その小ささとは裏腹に、訪れる人に大きな感動と癒やしを与える魅力が満載です。 江戸時代に実在したとされる「とんち」の名人、江差の繁次郎をモチーフに、町おこしの一環として開設されました。 繁次郎のユーモラスな銅像がシンボルとなっており、駅全体が「笑い」をテーマにデザインされています。 2019年のリニューアルでは、クラウドファンディングによる資金調達で、建物の大きさはそのままに、木材をふんだんに使用し、解放感あふれる空間に生まれ変わりました。「小さいものミュージアム」も併設され、様々な小さいものの展示が楽しめます。 日本海に沈む夕日を一望できる絶景ポイントでもあり、日帰り観光や、近くの繁次郎番屋簡易宿泊所で宿泊しながらゆっくりと江差の町を満喫したい方にもおすすめです。小ささを逆手に取った独自の工夫と、江差町の魅力が凝縮された、忘れられない道の駅体験が待っています。
基本情報
- 住所:檜山郡江差町字尾山町1番地(国道227号沿い)
- 営業時間:9:00~17:00(4月~11月)、10:00~16:00(12月~3月)※年末年始(12月31日~1月5日)休館
- 駐車場:大型車:6台、普通車:20台(一部屋根付き)、料金:無料
アクセス
- 主要都市からのアクセス方法:
- 函館空港から: 函館空港から車で約2時間30分。道道88号線を経由し、国道227号線へ。
- 札幌から: 札幌から車で約6時間。道央自動車道、道南自動車道などを経由し、国道227号線へ。高速道路利用で所要時間は短縮可能です。
- 青森市から: 青森市から車で約3時間。津軽海峡フェリーを利用して函館へ渡り、その後函館から国道227号線経由で江差町へ。フェリーと車の両方を利用する必要があり、所要時間はフェリーの便によって変動します。
- 公共交通機関の利用方法:
- 函館駅から江差町行きバスで約2時間。ただし、本数が少ないため、事前に時刻表を確認し、時間には余裕を持ってください。バス停から道の駅までは徒歩数分です。
施設情報
- トイレ: 温水洗浄便座付きトイレ、身障者用トイレあり。江差産のヒノキ材を使った江戸時代風の建物で、清潔で快適な空間です。バリアフリー対応も考慮されています。
- 売店: 道の駅江差の売店は、「日本一小さい道の駅」のコンセプトに合わせ、コンパクトながらも魅力的な商品が揃っています。江差町の特産品である「五勝手屋羊羹」や、日本一小さい道の駅に合わせて作られた「ミニこうれん」などの郷土菓子が人気です。その他、地元の工芸品なども販売されています。小さいものミュージアムも併設されているため、小さな可愛いお土産を見つけられるかもしれません。
- 飲食店: 道の駅江差内には常設の飲食店はありません。近隣には「ぷらっと江差」という、江差町産にこだわったメニューを提供する飲食コーナーのあるアンテナショップがあります。旬の野菜や果物、豆漬け、こうれんといった地元の郷土料理が楽しめるほか、「江差追分米」もここでしか購入できません。また、時期によっては朝市も開催されます。 道の駅近隣にも飲食店はいくつかありますが、事前に営業状況を確認することをお勧めします。
車中泊おすすめ度合
道の駅江差での車中泊は、いくつかの点でメリットとデメリットがあります。メリットとしては、駐車場が比較的広く、大型車も駐車可能なスペースがある点が挙げられます。また、国道227号線沿いに位置するためアクセスも良好です。さらに、トイレが清潔で、比較的安心して利用できるのもポイントです。ただし、周囲に街灯が少ないため、夜間は暗くなることを考慮する必要があります。防犯面では、道の駅自体に監視カメラなどの設備があるかは不明なため、貴重品管理には十分注意が必要です。また、完全なフラットな駐車場ではない可能性も考慮しておきましょう。静寂を求める方には向いているかもしれませんが、周辺道路の交通量は少ないとは言えず、多少の車の音は聞こえる可能性があります。総合的に判断すると、車中泊の設備面は比較的整っていますが、防犯面と静寂性については期待値を調整した上で利用することをおすすめします。事前に江差町の観光協会などに問い合わせて、最新の状況を確認することを推奨します。
周辺の観光ポイント
道の駅江差周辺には、歴史と自然に触れられる魅力的な観光スポットが点在しています。
- 観光スポット1:姥神大神宮
370年以上の歴史を持つ、北海道を代表するお祭り「姥神大神宮渡御祭」が行われる神社です。豪華な山車が町内を練り歩く様子は圧巻で、8月9日~11日の開催期間中は多くの観光客で賑わいます。普段でも静かな境内は、神聖な雰囲気を感じることができます。 - 観光スポット2:開陽丸記念館
幕末から明治にかけて活躍した軍艦「開陽丸」の記念館です。当時の様子を伝える貴重な資料や遺物が展示され、日本の近代化の歴史を学ぶことができます。 道の駅江差からは車で少し移動が必要ですが、江差町の歴史を知る上で重要なスポットです。 - 観光スポット3:江差追分記念館
北海道を代表する民謡「江差追分」の歴史や文化を伝える記念館です。 江差追分の独特の節回しや歌詞の世界に触れることができます。 情緒あふれる歴史的建造物も魅力の一つです。 道の駅からは比較的近い距離に位置しています。
公式サイト
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