沖縄のタイムトリップ！歴史ロマン漂う道の駅喜名番所

道の駅概要
基本情報
アクセス
施設情報
車中泊おすすめ度合
周辺の観光ポイント
公式サイト

道の駅概要

道の駅喜名番所は、沖縄県中頭郡読谷村にある、琉球王国時代の面影を色濃く残す観光案内所です。1853年に来沖したペリー提督の調査隊も訪れた由緒ある場所で、廃藩置県後は読谷村役場として村政の中枢を担っていました。2005年に当時の建物を忠実に再現し、観光案内所として生まれ変わり、2006年8月に道の駅として認定されました。他の道の駅とは異なり、レストランや売店はありませんが、静かで落ち着いた雰囲気の中、読谷村の歴史や文化に触れられる魅力的な空間が広がっています。琉球伝統建築の技法である「貫木屋（ヌチジヤー）」を用いた木造建築は、釘を使わずに建てられており、木の温もりと歴史を感じさせる空間が、旅の疲れを癒してくれます。常駐する観光案内員の方々が、読谷村の魅力を丁寧に教えてくれるのも大きな特徴です。落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと沖縄の歴史に浸りたい方、地元住民との交流を楽しみたい方におすすめです。建物内部には、喜名番所の歴史や読谷村の観光情報、特産品情報を紹介する写真パネルが展示されており、観光の拠点として最適です。また、休憩スペースも完備されているため、ドライブ途中の休憩にも最適です。

基本情報

住所：〒904-0302 沖縄県中頭郡読谷村喜名1-2
営業時間：午前9時～午後6時（年末年始休業）
駐車場：39台（大型2台、普通37台、障害者用スペースあり）。料金：無料。24時間利用可能（ただし、閉門時間後は利用不可の可能性あり。詳細は現地確認が必要です）。

アクセス

主要都市からのアクセス方法：
- 那覇空港から： 車で約1時間。国道58号線を北上します。比較的アクセスが良いです。
- 沖縄市から： 車で約30分。国道58号線を北上します。
- 恩納村から： 車で約15分。国道58号線を利用します。
公共交通機関の利用方法：
喜名番所への公共交通機関でのアクセスは不便です。最寄りのバス停から徒歩で行くことは可能ですが、本数が少ないため、事前に路線や時刻表を確認する必要があります。レンタカーの利用がおすすめです。

施設情報

トイレ： 男女別トイレがあり、バリアフリー対応のトイレも完備されています。清掃が行き届いており、清潔です。トイレのプレートは、琉球ガラス作家である現代の名工、稲嶺盛吉氏による作品で、洗面台や壁のタイルには読谷村のやちむん（陶器）が使用されています。便所の手洗いボウルや壁のタイルにはやちむん（陶器）が使われていて、高級感があります。便所の入口ののれんは、現代の名工である新垣隆氏の手による藍染めです。
売店： 売店はありません。
飲食店： 飲食店はありません。近隣に飲食店がいくつかありますが、事前に確認することをお勧めします。

車中泊おすすめ度合

道の駅喜名番所は、国道58号線沿いに位置しているため、アクセスは容易です。しかし、車中泊に関しては以下の点を考慮する必要があります。

メリット：アクセスが良いので、沖縄本島北部や中部への観光拠点として利用しやすい。静かで落ち着いた環境なので、比較的ゆっくりと休むことができます。
施設の利便性：トイレは清潔で、バリアフリー対応もあります。しかし、売店や飲食店がないため、食料や飲料は事前に用意する必要があります。照明も少ないので、夜間の移動には注意が必要です。駐車場は広く、比較的停めやすいです。
安全性：国道沿いに位置しているので、人通りの多い場所です。しかし、完全に安全とは言い切れないため、貴重品管理には十分注意が必要です。防犯対策をしっかり行い、周囲の状況を確認してから車中泊を行うようにしましょう。
総合評価：アクセスやトイレの利便性などを考慮すると、車中泊の拠点としてはそこそこ良いですが、完璧ではありません。事前に食料や飲料などを準備し、防犯対策をしっかり行うことが重要です。周辺に民家もありますので、騒音には十分に配慮しましょう。

周辺の観光ポイント

道の駅喜名番所周辺には、歴史的な建造物や自然豊かな観光スポットが点在しています。

座喜味城跡：
国指定史跡で、琉球王国時代のグスク（城）です。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されています。沖縄戦で被害を受けましたが、その後修復され、当時の城郭の構造を垣間見ることができます。城壁からの眺めも素晴らしいです。
読谷村立郷土館：
読谷村の歴史や文化を学ぶことができる博物館です。読谷山花織（よみたんざんはなおり）などの伝統工芸品や、沖縄戦に関する資料などが展示されています。地元の歴史や文化に触れたい方にはおすすめです。
残波岬：
(喜名番所から車で約20分) 断崖絶壁と青い海のコントラストが美しい景勝地です。晴れた日には、水平線に沈む夕日を楽しむことができます。展望台からは、広大な太平洋を一望できます。周辺には遊歩道や駐車場があり、気軽に散策できます。